【プロが伝授】離乳食・しらすの冷凍保存術:初期から完了期レシピも紹介

離乳食

離乳食に積極的に取り入れたい栄養満点な食材「しらす」。

でも、少量だけ使いたい時や、毎日使うのは少し負担を感じるママパパもいるのではないでしょうか?

そんな時に大活躍するのが、しらすの冷凍保存です!

この記事では、離乳食のプロである管理栄養士が、しらすの冷凍方法と、離乳食初期から完了期まで段階別おすすめレシピを詳しく解説します。

冷凍しらすをマスターすれば、栄養満点なしらす離乳食を手軽に作れて、赤ちゃんの成長をしっかりサポートできますよ!

目次

  1. 離乳食にしらすが良い理由
  2. 離乳食しらす、冷凍保存のメリット
  3. 冷凍保存可!離乳食用しらすの簡単調理方法
    1. 材料
    2. 下処理: 段階別塩抜きと加熱
    3. 段階別形態:刻み方と裏ごし
    4. 冷凍保存: 小分けと急速冷凍
  4. 冷凍しらすの段階別解凍・加熱方法
  5. 管理栄養士考案!冷凍しらす活用段階別レシピ
    1. 離乳食初期(ごっくん期):しらす初心者向け滑らかレシピ
    2. 離乳食中期(もぐもぐ期): 味と食感を楽しむレシピ
    3. 離乳食後期・完了期(かみかみ期):手づかみ食べもできるレシピ
  6. 冷凍しらすの保存期間と注意点【食品安全重要】
  7. 冷凍しらすで、手軽に栄養満点離乳食を!

1. 離乳食にしらすが良い理由

赤ちゃんの発育に欠かせない栄養素が豊富なしらすは、離乳食にぴったりの食材です。

  • カルシウム豊富: 骨や歯の形成に不可欠なカルシウムがたっぷり。
  • 良質なタンパク質: 赤ちゃんの体を作るもととなるタンパク質も豊富に含んでいます。
  • DHA・EPA: 脳の発達を助けるDHAやEPAなどのオメガ3脂肪酸も摂取できます。
  • 消化しやすい: 柔らかく消化しやすいので、赤ちゃんにも負担なく与えられます。
  • 味を覚えやすい: 自然な塩味と魚の味が、赤ちゃんが味を覚える良いきっかけになります。

赤ちゃんに嬉しい栄養が満点なしらすを、離乳食に積極的に取り入れましょう。

2. 離乳食しらす、冷凍保存のメリット

しらすを冷凍保存することには、離乳食作りにおいてメリットがたくさんあります。

  • 長期保存が可能: 生のしらすは傷みやすいですが、冷凍すれば長期保存が可能です。
  • 小分け保存で便利: 離乳食で使う少量ずつ小分け冷凍しておけば、使いたい時にすぐに使用することができます。
  • 食品安全性対策: 加熱調理後に冷凍することで、食品安全性を高められます。
  • 時短調理: 下処理済みのしらすを冷凍しておけば、毎回の調理時間を削減できます。
  • 節約: まとめ買いしたしらすを冷凍保存することで、無駄なく使い切り節約にも繋がります。

冷凍保存を上手に活用して、しらすを離乳食作りの強い味方にしましょう!

3. 冷凍保存可!離乳食用しらすの簡単調理方法

冷凍保存する前に、赤ちゃんが食べやすいように下処理と調理を行いましょう。ここでは、離乳食初期から完了期まで対応できる、基本の冷凍しらすピューレの作り方をご紹介します。

材料

  • しらす(塩分控えめの赤ちゃん用しらすがおすすめ)… 20g
  • 水 … 50ml

※ 使用量は、赤ちゃんの段階や摂取量に合わせて調整してください。

下処理:段階別塩抜きと加熱

しらすは塩分と硬さが気になる食材です。赤ちゃんに安心して与えるために、段階に合わせた下処理を行いましょう。

  • 離乳食初期~中期:
    1. 鍋に湯を沸かし、しらすを入れます。
    2. 再沸騰したら1~2分茹でて、塩抜きと加熱を同時に行います。
    3. 茹で上がったら、ザルにあげて水気を切ります。
  • 離乳食後期~完了期:
    1. 流水で軽く洗う程度で塩抜きは完了です。
    2. 食品安全性のために、フライパンまたは電子レンジで軽く加熱しましょう。

赤ちゃん用しらすは塩分控えめなので、塩抜き時間を短縮できます。普通のしらすを使う場合は、数回湯通しするなど、塩抜きを丁寧に行いましょう。

    冷凍で小分けにする際は、食品安全のために、清潔な容器やラップを使用しましょう。また、冷凍する料理の種類や段階に合わせて、使いやすい量と形態で冷凍するのがポイントです。

    4. 冷凍しらすの段階別解凍・加熱方法

    冷凍したしらすは、離乳食の段階に合わせて解凍・加熱方法を変えましょう。必ず加熱してから赤ちゃんに与えてくださいね。

    • 離乳食初期~中期:

      冷凍しらすピューレ・刻みしらすは、電子レンジまたは鍋で加熱解凍します。少量の水や離乳食スープを加えると、ペースト状になりすぎず、滑らかに解凍できます。加熱後は温度を確認してから与えましょう。

    • 離乳食後期~完了期:

      冷凍しらすおやきなどは、電子レンジ、フライパン、オーブントースターなどで加熱します。料理に合わせて加熱方法を選びましょう。フライパンやオーブントースターで加熱すると、香ばしく仕上がります。

      解凍後に他の食材と混ぜて調理する場合は、解凍せずにそのまま調理に加えても構いません。例えば、スープや煮物などに入れる場合は、凍ったまま加えて加熱調理できます。

    どの解凍・加熱方法でも、中心部までしっかり加熱されているか確認してから赤ちゃんに与えましょう。電子レンジで加熱する際は、加熱ムラを防ぐために途中で混ぜるのがおすすめです。

    5. 管理栄養士考案!冷凍しらす活用段階別レシピ

    冷凍しらすを使用して、離乳食の段階に合わせた栄養満点レシピを作りましょう。管理栄養士が考案した、簡単でおいしいレシピをご紹介します。

    離乳食初期(ごっくん期):しらす初心者向け滑らかレシピ

    しらすと野菜の栄養満点ポタージュ

    材料:

    • 冷凍しらすピューレ … 1食分
    • 野菜ピューレ (人参、かぼちゃ など) … 1食分
    • 離乳食スープまたは湯冷まし … 適量

    作り方:

    1. 鍋に冷凍しらすピューレ、野菜ピューレ、離乳食スープを入れ、弱火で加熱します。
    2. 沸騰直前で火を止め、温度を確認してから赤ちゃんに与えましょう。

    ポイント: 野菜は、じゃがいも、ズッキーニ、玉ねぎなど、赤ちゃんが食べやすいものなら何でもOK。野菜の自然な甘みとしらすの風味がマッチして、赤ちゃんも喜んでくれるでしょう。

    離乳食中期(もぐもぐ期):味と食感を楽しむレシピ

    しらすと野菜のまぜご飯

    材料:

    • 7倍粥 … 50g
    • 冷凍刻みしらす … 1食分
    • 刻み野菜 (人参、大根 など) … 少量
    • だし汁 … 適量

    作り方:

    1. 鍋に7倍粥、だし汁、刻み野菜を入れ、野菜が柔らかくなるまで煮ます。
    2. 冷凍刻みしらすを加え、軽く煮込みます。
    3. 全体が馴染んだら火を止め、温度を確認してから赤ちゃんに与えましょう。

    ポイント:野菜は、赤ちゃんが食べやすいものを選びましょう。色味を考えて、緑黄色野菜 (ほうれん草、ブロッコリー など) を加えても栄養価が高く彩り豊かになります。

    離乳食後期・完了期(かみかみ期):手づかみ食べもできるレシピ

    野菜たっぷりしらすおやき

    材料:

    • 冷凍刻みしらす … 2食分
    • 刻み野菜 (人参、玉ねぎ、ピーマン など) … 適量
    • じゃがいも … 20g
    • 片栗粉 … 少量
    • 油 … 少量

    作り方:

    1. じゃがいもは電子レンジで加熱するか茹でて柔らかくし、潰します。
    2. ボウルにじゃがいも、冷凍刻みしらす、刻み野菜、片栗粉を入れ、よく混ぜ合わせます。
    3. フライパンに油を少量熱し、②を赤ちゃんが食べやすい大きさに成形して並べ、両面を焼き色がつくまで焼きます。
    4. 中心までしっかり火が通ったら赤ちゃんに与えましょう。

    ポイント:野菜は、赤ちゃんの好みや冷蔵庫にあるものでアレンジOK。ピーマンなど少し苦味のある野菜も、じゃがいもやしらすと混ぜることで食べやすくなります。手づかみ食べ練習にぴったりのメニューです。

    6. 冷凍しらすの保存期間と注意点【食品安全重要】

    冷凍しらすは便利ですが、保存期間や食品安全性に注意して使用することが大切です。

    • 冷凍保存期間の目安:

      冷凍料理の種類や保存状態によって異なりますが、1週間~2週間程度を目安に消費しましょう。できるだけ早めに消費するのがおすすめです。

    • 冷凍保存時の注意点:
      • 冷凍する際は、粗熱をしっかり取り、急速冷凍を心がけましょう。冷凍用保存袋や食品用容器で密封し、冷凍焼けを防ぐことが大切です。冷凍料理に日付と食材名をラベルシールに記載し、いつ冷凍したか明確にしましょう。
      • 一度解凍した冷凍しらすの再冷凍は絶対にやめましょう。品質劣化や食品安全上の問題に繋がります。
      • 解凍した冷凍しらすは、常温で放置せず、速やかに加熱調理し、その日のうちに赤ちゃんに与えてください。
      • 解凍と加熱後は、必ず温度を確認してから赤ちゃんに与えましょう。赤ちゃんが火傷する危険性があります。
      • アレルギーに注意しましょう。初めてしらすを与える際は少量から始め、赤ちゃんの様子を見ながら少しでも異臭や変色がある場合は、赤ちゃんに与えるのは止めましょう。
    • 冷凍しらすを与える際の注意点:
      • しらすは解凍後、加熱してから与えましょう。
      • 骨や硬い部分を取り除いてから与えましょう。
      • 塩分に注意し、段階に合わせて量を調整しましょう。

    7. 冷凍しらすで、手軽に栄養満点離乳食を!

    冷凍しらすを上手に活用すれば、離乳食作りの心配が少なくなり、赤ちゃんの成長に必要な栄養を手軽に効率的に摂取できます。忙しいママパパも、冷凍しらすを取り入れて、手作り離乳食を楽しみましょう!

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